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2012年9月25日 (火)

『インシディアス』

・監督  ジェームズ・ワン
・出演  パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン
・スコア  ★★★★★★★★☆☆

 

久々に映画レビュー。最近なかなか映画を観る時間がとれない・・・。

ある朝、急に目覚めなくなった長男。彼は幽体離脱した魂が迷って元に戻れなくなっていたのだった。
そして、その体を乗っ取ろうと死者や悪魔が狙っており、父親が助けに行く、と言う内容。

本作の公式サイトには"『ソウ』と『パラノーマル・アクティビティ』禁断のタッグが描く究極の究極に全米・全英驚異の大ヒット!!"とあるのだが、
『ソウ』(←1作目しか見てないが)とも『パラノーマル・アクティビティ』ともだいぶ毛色の違う印象を受ける。

『ソウ』や『パラノーマル・アクティビティ』は場の雰囲気の演出方法が独特な印象を受けるが、
本作は逆に演出が非常にベタで安っぽい。特に効果音の使い方は近年類を見ない程に安直で陳腐なイメージ。
これは前者が見えない相手からの恐怖を描いていることに対し、本作はある程度見える存在からの恐怖を描いていることとも関係しているかもしれない。
こう書くと、良くない評価に聞こえてしまうかもしれないが、ベタだからと言って怖くないと言う事もなく、なかなかスリリング。
意外に怖くなかった『パラノーマル・アクティビティ3』と比べると、実は本作の方がホラー映画としては良く出来ているかもしれない。
また、『ソウ』や『パラノーマル・アクティビティ』は雰囲気重視でストーリーは二の次な印象だが、本作は一応それなりのストーリーがある点が良い。

とは言え、恐ろしい存在のはずの悪魔から結構簡単に逃げられたりとかツッコミどころも多いのだが、たまにはこんなのも悪くないかもと思わせる作品。
万人に評価される作品ではないと思うので、だまされたと思って観て頂ける場合のみ推奨。

2012年9月 1日 (土)

『卵の緒』

・作者  瀬尾 まいこ
・出版社  新潮文庫
・スコア  ★★★★★★★★☆☆

 

二本の短編ストーリーが収められており、さくっと読み終えられるボリューム。
最近よくある(と言っても私がなぜかよく当たっているだけだと思うが)短編同士が繋がりを持つ作品ではない。

ただテーマとしてはどちらも家族の繋がりを描いている。
一本は血の繋がりが無いながらも確かな繋がり、もう一本は血の繋がりゆえの確かな繋がり。
どちらも決して幸せな話ではないながらも少し心温まる話になっているところが良い。
そしてどちらも、それに寄与しているのが、お母さんと言うキャラクター。
それぞれなかなかいない感じの母親像だが、そこに魅力を感じさせる。

2012年8月26日 (日)

『流れ星が消えないうちに』

・作者  橋本 紡
・出版社  新潮文庫
・スコア  ★★★★★★★★★☆

 

外国で事故に遭い、死んでしまった加地君。
彼の恋人であった奈緒子と親友であった巧は、互いに彼の死を話題にすることも、一方で完全に受け容れることもできずに引きずったまま、付き合いを始めていた。
その奈緒子と巧をダブル主人公にした物語。
このように描くと後ろ向きなストーリーに聞こえてしまうかもしれないが、そんなことはなく、美しい青春ストーリー的な作品。

青春らしい青春と言うものを経験しなかった私はこう言う話にはどうやら弱い。
死んだ人間がいる設定上、当然明るいばかりの話ではないが、全体的に温かい雰囲気に包まれている。
欲を言えば終盤でもう少しクライマックス的な場面が欲しかった気もするが、こう言う系統の作品にハリウッド作品的な盛り上がりを求めるのは野暮かもしれない。
是非一読をお勧めしたい一作。

2012年8月17日 (金)

『6時間後に君は死ぬ』

・作者  高野 和明
・出版社  講談社文庫
・スコア  ★★★★★★★★★☆

 

何度か本屋で手に取って気になりながらも買っていなかった作品。結局買ってしまった。
結構厚めの本なのだが、6時間後がラストの筈なのにものの数十ページで2~3時間が経過。
「何だこれは!?」と思ったら、短編の集まりだったでござる。あらすじも読まずに買ってしまう私にはよくあるお話。

どちらかと言うと長編の方が好きな私は正直その時点で少々がっかりしてしまったのだが、その後は良い意味で期待を裏切られた。
全てのストーリーは人の非日常的な未来が見える圭史と言う青年と、ある編では密に、別の編では緩く、繋がりを持って描かれている。
そして、全てが最後の本編とも言える『3時間後に僕は死ぬ』を引きたてるストーリーになっている。

設定自体は結構ありきたりではあるが、特に『3時間後に僕は死ぬ』では先の展開を期待しながら
一方で心配しながら、緊迫感をもって読み進めることができた。
逆に言うと最後を除くとそこまでの作品でもないかもしれないが、終わり良ければ全て良し。
久々におススメの作品。

2012年8月12日 (日)

迷惑メールにご用心

オリンピックの期間はどうしても映画を観る時間が取れずストックがありません…。
と言う事で、今日はつぶやきです。

先日、下記URLにあるようなメールが携帯に届きました。
http://ameblo.jp/isr-info/entry-11321570743.html
タイトルが無かったり、送信元のアドレスがdocomoだったりといかにも怪しいメール。
[モバイル情報コンテンツ]とぼかすところも不自然なのですが、思い当たるものがあると見た人は不安になってしまうのだろうと思います。

そしてその思い当たるもの、私にも一応あるにはあるのでした。
それは先月突然出会い系サイトらしきところから送られてきたメール。
最初は今からXXXX万円振り込みます、と言う出会い系にしても変な話から始まり、無視&受信拒否しても他のドメインから次々送られてくるsweat02
途中からは(多分無視したことに対して)「いい加減にしろ」とか「お前どうせサクラなんでしょ?」とか…お前がだろっsign03と心の中でツッコミを入れてました。
キレるなら本当に振り込んでからにして欲しいものですcoldsweats01

ですが、ちょっと気になってしまったのも事実。と言うのもその少し前に本ブログでもレビューを書いた五十嵐 貴久の『リカ』と言う小説を読んで出会い系サイトとはどんなものなんだろうと少々興味を持ってしまった訳で…。
実際にどこかのサイトにアクセスした覚えはなかったものの、私は記憶力がないことには自信があるので、誤ってトラップを踏んでしまったのではないかと少しだけ不安に駆られたのでした。

その出会い系と今回のメールは多分グルなのだろうと言う考えにはすぐ至ったので、こちらから連絡をするのはNGだと言う判断はすぐ付いたのですが、それでも何もしなくて良いか多少は不安。一応ネットで調べて大丈夫なことも確認しました。

私はシステムサービス系の仕事をしているので、こう言った詐欺・架空請求等への耐性は結構強い方だと思っていたのですが、色々手を変え品を変えされると対応を間違ってしまうケースも結構多いのかもしれないと改めて認識した次第です。

2012年8月 6日 (月)

『ラン』

・作者  森 絵都
・出版社  角川文庫
・スコア  ★★★★★★☆☆☆☆

 

私が彼女の作品を読むのは二作目。
彼女が児童文学作家であることと表紙のロゴや色からも『優しい』とか『清々しい』と言った感じを予期してしまうのだが、そうでもない。
児童文学と言っても、昔話や童話と言うのは勧善懲悪を謳っていたりしてよく読むと結構えげつなかったりするので、きれいな話を期待するのが間違いかもしれないが…。

13歳で家族を亡くした環。
大人になった彼女は仲良くなった自転車屋さんから1台の自転車を譲り受ける。その自転車は何と冥界に行ける自転車だった。
そこで家族と再会した彼女。しかし、自転車は自転車屋さんが亡くした子供のために作ったものだったことが分かり、その子に返す約束をしてしまう。
自転車でなくても6時間で特定のルート40kmを走ることができれば冥界に行けることが分かった彼女は、特別運動が苦手ながらも走るトレーニングを開始するのだった。

設定はなかなかオリジナリティーがあり面白いと思う。
登場人物は癖の強いキャラクターが何人かいて、それがストーリーを活かしている部分もあるのかもしれないが、私には正直今一つの印象だった。全体的にドタバタ劇的な印象だが、登場人物間のやり取りがギスギスしているところが多く、もう少し柔らかくてもいいのでは?
しかし、終盤には少々泣かせる場面もあり評価↑。

スコアは高くはないが、彼女の作品を読んだことが無ければ一作読んでみるのも良いのではないかと思う。

2012年8月 3日 (金)

『ヒトリシズカ』

・作者  誉田 哲也
・出版社  双葉文庫
・スコア  ★★★★★☆☆☆☆☆

 

シズカと言う少女を彼女が起こした複数の事件を追う異なる複数の人間の視点で描いたストーリー。

私は刑事物はあまり読まないのである。特に「~~殺人事件」と言うようなタイトルのものは手にも取らない。特に強いポリシーがある訳ではなく単純にベタ過ぎると思ってしまうからだと思う。ストーリーに死を求めてはいないから、とか専門用語を理解するのが面倒とか言う理由もある。

本作も一頁読めばその系統であることは分かるので、なぜ買ったのか後から自分で不思議に思ってしまった。とは言いつつも、実は嫌いなジャンルでもないので普通に読み進めてみたのだが。。。

読み終わっての感想は主人公?(だと思うが、彼女視点の記述は無いので違うか)シズカのキャラクターがしっくり来ない、と言うのが正直なところ。つかみどころの無いキャラクタ設定で種々の犯罪を重ねた彼女の行動が最後だけ綺麗に終わる感じに納得が行かない。結末以外はそれこそつかみどころの無いミステリアスな展開がなかなか面白かっただけに残念。

2012年7月28日 (土)

最近の若いモンは・・・

今日も暑いspaですね。

さて、今日は本のレビューを書くつもりでしたがちょっとお休みして久々に?ボヤいてみます。

昼休みに外に出たところ、広い交差点の真っただ中、右折したトラックから瓶が入ったビールケースやサーバ等の積荷が落ちて散乱。後続車はなかったので事故にはならず良かったです。

トラックの乗員さんは手際良く落下物の回収を開始、少し位手伝ってあげたい気もしましたがちょっと急いでいたこともありcoldsweats01横目に見ながら横断歩道を渡り過ぎました。

・・・と、渡った先の交差点の角では積荷が落下した場所に写メを向ける女子高生数人。
何もしなかった私と50歩100歩な気もしますし、そもそも荷物の積み方が悪いんですが、そんなことまでネタにしたいのかと思うとちょっとがっかりと言うか日本の未来を憂いてしまいました(大袈裟?)。まぁ結局私もネタにしちゃった訳ですがsweat02
若者の行為を嘆くのはどの時代も同じと聞きますから私が年を取ったと言う事かもしれません。。。

ちなみに昨日はそのすぐ近くで3人組?の派手な衣装を着た女の子がテレビの収録らしきものをしていました。ちらっとしか見てないのですが、一人はアイドリングの菊地?(菊池?)とか言う子ではなかったかと。やっぱりAKBの子かな、疎いので分かりませんが、その三人組に注目する人は全くおらず、皆スタスタと行き交っておりました。
アイドルより落ちるビールケースの方が凄い、と言う感覚はちょっと私には理解し難いなぁと。

それにしても最近のアイドル事情には人数が多かったりで全然ついていけません。やっぱり私が年を取ったと言う事かもしれません。。。

ただボヤくだけのつもりがなぜか自分の老化の進行を認識するだけの話にcrying

2012年7月23日 (月)

『インソムニア』

・監督  クリストファー・ノーラン
・出演  アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ
・スコア  ★★★★★★★☆☆☆

 

私はアル・パチーノのファンである、と言う割にはそれ程多くの作品を観てはいないのである(汗)
しかし、この作品名は覚えがある、ロビン・ウィリアムズとの共演もおぼろげながらあった気がする、と言う事で観ていたに違いないのだが、やはり内容を覚えていない。
と言う訳で再確認のため鑑賞。多分観たに違いないのだが、「これは観た!!」と思い出せる場面もなく・・・。

と下らない前置きはさて置き、タイトルの意味は「不眠症」。
ロサンゼルスからアラスカへ殺人事件の捜査のヘルプに来た二人組の刑事。
だが、内部監査への対応をめぐって二人の仲は少しこじれていた。
捜査ではすぐに犯人をおびき出すことに成功するが、霧の中犯人を取り逃がし、追う途中で誤って相棒を撃ち殺してしまう。
彼は事実を隠ぺいするが、現場を見ていた犯人から取引を持ち掛けられてしまう。
そしてアラスカの白夜もあって不眠症に、相棒を撃ったのも誤射だったのか故意だったかも分からなくなってしまい…。

心理描写に優れた作品だと思う。ラストも悪くはない、のだがもう少し何かが欲しい、と言うのが正直なところ。

2012年7月21日 (土)

『遠くでずっとそばにいる』

・作者  狗飼 恭子
・出版社  幻冬舎文庫
・スコア  ★★★★★★★☆☆☆

 

事故に遭って過去10年間の記憶がすっぽり抜けてしまった朔美。本当は27歳だが、中身は17歳に戻ってしまった。
自分が置かれた状況をあまり深刻にとらえなかった朔美だが、17歳の私が思い描いていた27歳の私とは全く違っていた。
絵を描くのが好きなのに、自分の部屋には画材もカンヴァスも無い。服の趣味が悪い。
当たり前に生きていた人がいない。知らない人から恨みを買っている、等々・・・。

朔美は積極的に望まないながらも、少しずつ27歳の私に近づいていき彼女を理解する。そして事故に遭った原因も。

27歳の朔美が抱えていた現実は結構重く、ラストは決してHAPPY ENDとは言えないのだが、
記憶喪失になりながらもそれを重く捉えたりしない朔美、と言う設定が全体的な雰囲気を軽くしている。

正直8点にしようかだいぶ迷った上での7点。

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